アクリル、ジェル、アートとどの場面でも必須アイテムの筆。日々の使い方やメンテナンスによって長く使用することができます。
コリンスキー
イタチ科の動物。シベリア地方から中国東北部の寒冷地に生息しているコリンスキーの毛は形状が紡鍾(流線形)のため毛に弾力があり、筆にしたときの穂先のまとまりと使用感はとても上質です。その中でも雄の尻毛は特に優れており高価な筆になります。
化学繊維
コリンスキーに比べ低価格であり、安定して供給できます。主にジェルやアート筆に使用されていますが、近年ではコリンスキーの毛の供給不足により、アクリルにも化学繊維筆を使うことを推奨しています。
- 最初に指で糊を落とします。この時、根本は押さえつけず、毛先を優しくほぐしてください。
- [NG]
強くしならせてほぐすと根本から毛が割れてしまうことがあります。
- 全体がほぐされたら、根本までしっかりリキッドに浸けていきます。この時、根本を強く押さえつけないようにしながらなじませてください。
- ペーパーの上で、毛先を優しくふきます。ダッペンディッシュの中にあるリキッドがなくなるまでこの作業を繰り返してください。
- [NG]
力強くふかないように注意してください。
- 筆の根元にのりが残っている場合が多いです。もう一度アクリルリキッドですすいでのりを落としてください
- 筆に水分が含んだ状態で使用すると正確なミクスチュアが 作れません。また、長くお湯に浸してしまうと筆のコシが弱くなります。沸騰したお湯は使用しないでください。
- 毛質が変わってしまい、ミクスチュアの操作が難しくなります。
- 自然乾燥で完全に乾かした後、筆にアクリルリキッドを含ませて毛先を整えてください。
筆のメンテナンスは、毛先が気になった時などにしてください。頻繁に行うと、コシが弱くなることがありますので、月に1回程度にしてください。
- ダッペンディッシュ筆のガラス製の容器に入れて筆先にたっぷり含ませます。
- 筆先をアルミホイルで包み、約10分程度置いてください。汚れ具合によっては更に時間を置いても良いです。
- 筆先にコームを通して固まったミクスチュアを優しく丁寧にかき出します。取り切れない場合は①~③を繰り返してください。
- 毛先を軽く揉みながら、ぬるま湯か水で汚れを落とします。
- 指先を整えながらペーパーで水気をとり、自然乾燥させます。
- 完全に乾燥させた後、筆先をリキッドでしっかりなじませてから保管してください。
[注意点]
※筆のコシが弱くなりますので熱湯は使用しないでください。
※筆の柄に液が付くと塗装が溶ける恐れがあります。
※長時間液に浸けると毛が傷むことがあります。
※筆のコシが弱くなりますので熱湯は使用しないでください。
※筆の柄に液が付くと塗装が溶ける恐れがあります。
※長時間液に浸けると毛が傷むことがあります。
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NAIL DE DANCE
パーフェクトワイプカット
丈夫で吸水性に優れており、表面の凹凸や毛羽立ちがない為、筆を拭く際にダメージを軽減できます。また未硬化ジェルの拭き取りやガーゼクリーン等、様々な用途に使用できます。 キッチンペーパーの上に一枚重ねてご使用ください。
ふき取りはキッチンペーパーでも問題ありませんが、パーフェクトワイプカットはより繊維が細かいため、筆を痛めにくいのでおすすめです!
スカルプチュアブラシ
- 筆の柄の部分がプラスチック、または木軸塗装の場合は注意が必要です。柄の部分まで被さるキャップを長く使用すると、リキッドが浸透して金具と柄の15mmのところが変色または溶けてしまいます。
※リキッドは程良く切ってください。
保管する際のキャップは金具部分で止まるものをお勧めします。
ジェルブラシ
- マグネットやグリッターカラーは筆の使い分けをしましょう。
また、ブラシクリーナーの使用もおすすめします。
画像のように毛がカールしてしまった場合は根本でカットする、または買い替え推奨です。
アートブラシ
- アート筆を悪くする一番の原因は、絵の具を混ぜるとき筆の毛で混ぜる事です。油分の多い固まった絵の具を筆でほぐすのは筆を傷める原因になります。
- 絵の具を混ぜるときは、絵の具の粘度が固めであれば水を適量含ませ、爪楊枝やスパチュラ、柄の先を使って混ぜ、アートをするときは毛を使うという使い分けをするだけで筆のもちが違います。絵の具を出す前に少しほぐして水分をもどしてから出すと効果的です。