イタチ科の動物。シベリア地方から中国東北部の寒冷地に生息しているコリンスキーの毛は形状が紡鍾(流線形)のため毛に弾力があり、筆にしたときの穂先のまとまりと使用感はとても上質です。その中でも雄の尻毛は特に優れており高価な筆になります。
毛質が丈夫で切れにくく、溶剤に強いのが特徴です。主にジェル筆、アート筆として使用します。
生産地によって毛質が違うので筆によっては毛先が弱かったり、コントロールしづらかったりします。
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買ってきた筆はこのように化学のり(カビ防止剤)で薄くコーティングした状態になっています。 | 先の部分を指でやさしくほぐすと、化学のりがはがれます。 | 毛に付着している化学のりがなくなるまで払ってください。のりの粉塵がついた状態でリキッドにつけると毛の間に汚れがたまり、きれいにパウダーが取れないことが頻発します。 | リキッドをダッペンディッシュに入れ筆をすすぎます。リキッドに粉塵が浮いていたらリキッドを捨て、ダッペンディッシュをきれいにふき取り、新しいリキッドで再度筆をすすいでください。 | (3)と(4)を繰り返して筆がきれいになったらペーパーでやさしく拭き取り、毛先を整えます。 |




筆のメンテナンスは、毛先が気になった時などにしてください。頻繁に行うと、コシが弱くなることがありますので、月に1回程度にしてください。
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ブラシレスキューをよく振ってからアルミ製かガラス製容器に出します。プラスチックは溶けてしまうので使用しないでください。 | 汚れがひどいスカルプチュアブラシ、ジェルブラシ(純コリンスキー毛)の筆先に液を十分に含ませ5~10分、頑固に固まっていたら、時間を延長してアクリル・ジェルの溶け具合をみながら再度固まりをほぐしてください。 | 筆先についた汚れを爪楊枝で取り除きます。オレンジスティックは毛を傷付けてしまうので使用しないでください。〈アート筆〉金具と毛の間に汚れが溜まりやすいので、ブラシレスキューに浸す時間を長め(約40分)にし、汚れを丁寧にかきだしてください。 | ||
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流水でブラシレスキューと汚れを洗い流します。 | ブラッシュワイプで水分を除去。 | 筆を立てて完全に乾かしてください。ドライヤーなで加熱させると毛が痛みます。 | 〈ジェル筆〉(1)~(5)の後、毛先が曲ってコントロールしにくい場合は熱湯につけて毛を伸ばしてください。オレンジスティック等でカールさせてしまったものは、元に戻りません。 |


